ブログ|合同会社柏井商会

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第20回空調設備雑学講座

皆さんこんにちは!
合同会社柏井商会、更新担当の中西です。

 

“未来の課題”に直結する✨

 

近年、空調設備の価値はさらに高まっています。
理由は、猛暑の深刻化、電力コストの上昇、脱炭素の流れ、そして室内環境の重要性の増大です⚡️

空調設備業は、社会課題のど真ん中にいる仕事と言えます✨


1)猛暑対策は命を守る️

夏の暑さは「我慢」ではなく「危険」になっています。
高齢者施設、保育園、学校、工場、建設現場…。
空調が適切に働くかどうかで、熱中症リスクが変わります

空調設備業は、快適だけでなく安全を支える仕事。
この価値は年々増しています✨


2)省エネは“設備の腕”で差がつく

同じ建物でも、空調の更新や運用改善で電気代は変わります。
特に業務用空調は規模が大きいので、効果が大きい。
ここに空調設備業の提案価値があります

  • 高効率機器への更新

  • 運転スケジュールの見直し

  • 熱交換器の洗浄で効率回復

  • 適切な換気と温湿度管理
    設備を通じてコスト改善に貢献できるのは、やりがいが大きいです✨


3)換気・空気質の重要性が高まっている️

近年、「空気の質(IAQ)」への関心が高まっています。
換気不足は体調不良や集中力低下につながり、店舗やオフィスの評価にも影響します
空調設備業は、温度だけでなく換気や空気清浄も含めた環境づくりを担う存在です


4)空調は“インフラ”として仕事が続く️️

建物がある限り空調は必要です。
古い設備はいつか更新が必要で、点検・修理・洗浄も欠かせません。
つまり空調設備業は、社会から必要とされ続ける仕事です✨

空調設備業は、快適を支え、命を守り、省エネと未来に貢献できる仕事。
目立たないけれど、社会の土台を支える誇りある職業です️✨

 


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第19回空調設備雑学講座

皆さんこんにちは!
合同会社柏井商会、更新担当の中西です。

 

「手に職」+「将来性」が強い💼🔥

 

空調設備業は、生活と産業に欠かせないインフラ職です。
だからこそ、仕事がなくなりにくく、技術が積み上がるほど評価される。
“将来性が強い仕事”としての魅力があります😊✨


1)未経験でも成長しやすい🌱🧤

最初は道具の名前もわからない。配管も電気も難しそう。
でも、空調設備の現場は、先輩の作業を見て学び、少しずつ任される領域が増えていく世界です😊

  • まずは養生や片付け、搬入補助

  • 次に配管の保温や固定

  • 次に室内機の据え付け補助

  • いずれは施工や修理の主担当へ
    こうして段階的にスキルが伸び、成長が見える仕事です📈✨


2)資格が“信用”になる📚✅

空調設備は専門性が高い分、資格が武器になります。
冷媒を扱う仕事では法令も関わり、知識と安全意識が求められます🧯⚠️

代表的には、

  • 電気系の資格⚡️

  • 冷媒や設備関連の資格🧪

  • 施工管理系の資格📋
    など、キャリアに応じてステップアップが可能です😊

資格を取ることで、現場の判断力が増え、任される範囲も広がります。
努力が「形」になるのが魅力です✨


3)法人案件・保守契約で安定性が高い🏢🤝

空調設備業は、家庭用だけでなく法人向け案件が多いのも特徴です。
店舗、工場、オフィス、施設、学校…。
そして重要なのが、空調は保守点検・更新が必ず必要になること。

このため、単発の工事だけでなく、
点検契約、フィルター清掃、定期メンテ、更新提案などで長くお客様と付き合えます🤝✨
安定した仕事につながりやすい点も魅力です📈


4)独立にもつながる🚀🔧

技術と信頼を積み上げれば、独立の道も見えてきます。
もちろん、営業・見積・人員手配・材料管理など経営力も必要です📊
でも空調は「困ったら呼ばれる」仕事でもあり、地域密着で信頼が広がりやすい。

修理対応の速さ、説明の丁寧さ、価格の透明性。
こうした積み重ねで、紹介が増えていく世界です😊✨

空調設備業は、技術が積み上がるほど将来が広がる仕事。
手に職で終わらず、キャリアにも経営にもつながる魅力があります🌬️🔥

 


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第18回空調設備雑学講座

皆さんこんにちは!
合同会社柏井商会、更新担当の中西です。

 

「技術×診断×段取り」の総合力🧰🧪

 

空調の現場は、単純に見えて実は複雑です。
冷えない原因が「ガス不足」だと思ったら、実は「熱交換器の汚れ」だった。
風が弱い原因が「モーター」だと思ったら、実は「フィルター詰まり」だった。
こうしたケースは珍しくありません😳

空調設備業の魅力は、**“原因を読み解く力”**が磨かれるところにあります🔍✨
技術職でありながら、探偵のように状況を整理し、最適な対応を組み立てる。
ここに面白さがあります😊🧪


1)冷媒・配管・電気…幅広い知識が武器になる⚡️🧯

空調設備は、

  • 冷媒(ガス)

  • 配管(銅管や保温)

  • 電気(制御・電源・通信)

  • 風(ダクト・ファン・気流)

  • 水(ドレン排水)
    など、複数の要素が絡み合って動いています🌬️

だからこそ、空調設備業は“総合技術職”。
一つの分野だけではなく、広い知識が必要になります📚✨
最初は難しく感じても、経験を積むほど「つながり」が見えてくる。
この学びが尽きないところが魅力です🔥


2)診断力が伸びると「短時間で直せる」ようになる⏱️🔧

空調の故障対応では、スピードが価値です。
特に真夏や真冬は、1日止まるだけで大きな苦情や損失につながります😣

優れた空調設備のプロは、

  • どこを見るべきか

  • 何を測るべきか

  • どの順番で確認するべきか
    が整理されています📋✨

温度差、圧力、電流値、エラーコード、音、匂い…。
情報を集めて、原因を絞り込む。
この診断力は経験で磨かれ、「頼れる人」になっていきます😊🤝


3)現場の段取りが“品質”を決める🚚🗓️

空調工事は、現場の条件に左右されます。
天井裏のスペース、配管ルート、室外機置き場、電源容量、稼働停止できる時間…。
さらに、オフィスや店舗なら営業しながらの工事もあります😳

そのため、段取りが重要です。

  • 事前調査

  • 工程計画

  • 搬入経路の確認

  • 近隣・施設側への配慮

  • 試運転・引き渡し
    これらを丁寧に行うことで、工事のトラブルが減り、品質が上がります📈✨

空調設備業は、「現場をスムーズに回す力」も身につく仕事です💪


4)省エネ提案で“経営に効く”仕事になる💡📉

空調設備は電気代の割合が大きい設備です。
だからこそ、更新や運用改善で省エネが実現すると、企業にとって大きなメリットになります✨

  • 古い機器から高効率機器へ更新

  • 台数制御や運転設定の最適化

  • フィルター清掃や熱交換器洗浄で効率改善

  • 断熱や換気のバランス調整
    空調設備業は、単なる工事屋さんではなく、省エネのコンサル的価値も持てます😊📊

空調設備業は、原因を読み解く診断力と、現場を動かす段取り力で価値が決まる世界。
技術を磨くほど「頼られる人」になれる、奥深い仕事です🌬️🔧✨

 


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第17回空調設備雑学講座

皆さんこんにちは!
合同会社柏井商会、更新担当の中西です。

 

「快適」を当たり前にする仕事🌬️🏠

 

夏の猛暑日に、部屋へ入った瞬間ひんやり涼しい😊❄️
冬の朝、布団から出ても室内がほんのり暖かい😌🔥
病院や介護施設で、いつ行っても空気が清潔で過ごしやすい🏥✨
工場や食品倉庫で、温度が安定して品質が守られている🏭📦

こうした「当たり前の快適さ」は、自然に生まれるものではありません。
その裏側には、空調設備の設計・施工・点検・修理・更新を担う空調設備業の仕事があります🛠️🌬️

空調設備業の魅力は、「目立たない」ことにあります。
しかしその目立たなさこそが、社会にとっての価値。
人が快適に働き、暮らし、命を守り、製品を守れるのは、空調設備のプロがいるからです😊✨


1)空調設備は“命と健康”に直結する仕事🏥🧑‍⚕️

空調と聞くと、エアコンのイメージが強いかもしれません。
でも実際は、空調は単なる温度調整ではありません。
湿度・換気・空気清浄・気流などを含めた「空気の環境づくり」です🌿🌬️

特に病院、介護施設、保育園、学校などでは、空調の質が健康に影響します。
湿度が低すぎれば感染症リスクが上がり、湿度が高すぎればカビやダニが増えやすい😣
換気が足りなければ空気がよどみ、CO2濃度が高くなって集中力が落ちることもあります📉

さらに、手術室やクリーンルームでは、空調が“衛生の要”です。
温度や湿度、気圧差、フィルター性能など、細かな条件を守ることで、医療安全や品質が支えられます🧪✨
空調設備業は、快適さだけでなく、命と健康を守る仕事でもあります🙏


2)「暑さ寒さ」を超えた“働く環境づくり”💼🌡️

オフィス、店舗、工場、倉庫。
どんな場所でも、人は空気環境の影響を受けています。
実は、室温が少し変わるだけでも、作業効率や集中力、疲労感は変わります😵‍💫

  • 店舗なら、快適さが滞在時間に影響し、売上にもつながる🛍️

  • 工場なら、暑さで体力が奪われ、事故リスクが上がる⚠️

  • オフィスなら、空気が悪いと眠気や頭痛が起きやすい😣
    空調設備業は、こうした課題に対して「設備」で解決策を出す仕事です🛠️✨

そして、現場ごとに条件が違うのが面白さでもあります。
建物の構造、窓の多さ、日射、人数、発熱機器、稼働時間…。
同じエアコンでも、設置場所や配管、ダクトの設計が違えば結果が変わります📐🌬️
**空調設備は、現場ごとに最適解を導く“空気の設計”**なんです😊


3)「故障したら困る」からこそ信頼が積み上がる🔧🤝

空調は、壊れて初めて存在感が出る設備です。
真夏に冷えない、冬に暖まらない、異音がする、風が出ない…。
こうなると生活も仕事も一気に困ります😱💦

だからこそ、空調設備業の仕事は「頼られる」仕事です。
修理や点検で原因を見極め、最短で復旧させる。
お客様の困りごとに真正面から向き合い、「助かった!」を引き出せる。
この達成感は大きいです😊✨

さらに、法人設備の場合は、空調が止まると損失が大きくなることがあります。
食品工場、冷蔵倉庫、データセンター、精密機器の製造ラインなどは特に影響が大きい。
「止めないための保守管理」も重要で、点検契約や更新提案など長期の信頼関係を築けます📋🤝


4)完成して終わりじゃない。“暮らしの継続”を支える仕事🏠🌿

空調設備は、設置して終わりではありません。
フィルター清掃、ドレンの詰まり、ガス漏れ、熱交換器の汚れ…。
小さな不具合が、性能低下や電気代増加につながります📈⚡️

空調設備業は、設備が「良い状態で働き続ける」ように支える仕事です。
つまり、空調設備のプロがいることで、

  • 余計な電気代を減らし💡

  • 故障を防ぎ🛡️

  • 快適性を保ち続ける😊
    という価値が生まれます。

空調設備業は、快適を“当たり前”にすることで社会を支える仕事。
目立たないけれど、なくてはならない。
そんな誇りある仕事が空調設備業です🌬️✨

 


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第16回空調設備雑学講座

皆さんこんにちは!
合同会社柏井商会、更新担当の中西です。

 

~空調設備業のしごとってどんな感じ?‍♂️~

 

「空調設備業」と聞くと、

  • エアコンを取り付ける人?

  • ビルの機械室にいる人?

  • 専門的で大変そう…

そんなイメージを持たれている方も多いかもしれません。

このブログでは、
“現場で働く人”の視点から、

  • 空調設備業の1日の流れ

  • 仕事のリアル(大変さとおもしろさ)

  • これからの時代に求められる空調の役割

を、少しくだけた感じでお話してみたいと思います


1. 空調設備業って、具体的にどんな仕事?️

一言でいうと、

「いろんな建物の“空気の環境”をつくって、守る仕事」

です。

主なフィールドはこんな場所

  • オフィスビル

  • 商業施設・店舗

  • 工場・倉庫

  • 病院・福祉施設

  • 学校・公共施設

  • 一般住宅

そこで行う仕事は、大きく分けて

  1. 新築・リニューアル時の空調設備工事
     → 配管・ダクト・室内機・室外機の設置、試運転など

  2. 既存設備のメンテナンス・修理
     → 点検・洗浄・部品交換・ガス補充・故障対応など

  3. 省エネ提案・リニューアル計画
     → 老朽化した空調の入れ替え、運用見直しのアドバイス

私たちの仕事は、
**「壁や天井の向こう側の世界」**がメインです

普段お客様が目にするのは、
天井の吹き出し口や家庭用エアコンの室内機くらいかもしれませんが、
その裏側にはたくさんの配管・配線・機械がつながっています。

そこを設計通りにきちんと組み上げ、
ベストな状態で動くように整えるのが、空調設備業の役目です️


2. 空調設備技術者の“とある1日”⏰

※現場やシーズンによって違いますが、
ここでは「テナント改装+メンテナンス」の一日をイメージしてみます。

8:00 現場集合・朝礼

  • 安全確認(ヘルメット・安全帯・工具のチェック)

  • その日の作業内容を共有

  • 他業種(電気・内装・設備)との段取り確認

空調工事は、
電気・内装・建築・設備などと密接に絡む仕事
他業種とのチームワークがとても大事です

8:30 室内機・配管の施工開始

例えばテナントの改装現場では

  • 天井裏で銅管(冷媒配管)を通す

  • ドレン配管(結露水を流す管)を勾配をつけて固定

  • 天井カセット形室内機を吊り込む

天井裏は、
配管・配線・ダクト・梁が入り乱れている“立体パズル”状態

その中で、

  • 施工図面どおりに納める

  • ほかの設備とぶつからないようにする

  • きちんと点検や将来のメンテナンスができるスペースを確保

ということを意識しながら作業します。

身体はもちろん使いますが、
実は**“空間把握力”と“段取り力”がかなり重要な仕事**です

10:30 小休憩&次の工程確認

現場の進み具合を見ながら、

  • 配管の圧力試験のタイミング

  • 電源工事との取り合い

  • 内装仕上げとの順番

などを打ち合わせ。

「ここを先にやらないと、あとから天井が張れない」
「この配管ルートだと点検口から手が届かない」

など、
**“少し先のことまで想像する力”**が求められます。

12:00 昼休み

現場近くの定食屋さんでランチ、
コンビニで買って車の中で食べる、などスタイルはさまざま。

同業同士でしゃべっていると、

  • 「この前の現場、こんな納まりで大変だったよ〜」

  • 「あそこのビル、空調のルートがすごかった」

など、“職人あるある話”が止まりません

13:00 午後:試運転・メンテ現場へ移動

午前中の工事現場から移動し、
午後は既存ビルの空調点検へ、という日もあります。

  • フィルター清掃

  • 熱交換器の汚れチェック

  • 電気系統の点検

  • 温度・風量・圧力の測定

お客様から

「最近エアコンの効きが悪い気がして…」

と相談されたときは、

  • ガス量

  • フィルターや熱交換器の汚れ

  • 室外機周辺の環境

  • 設定や使い方

などをトータルで確認します

症状を聞きながら原因を絞り込んでいくので、
“機械のお医者さん”に近い感覚です

16:30 片付け・日報作成・翌日の準備

  • 使用した工具・材料の片付け

  • 作業内容・気づいた点を日報に記録

  • 必要な部材の手配

「見えなくなる部分だからこそ、丁寧にやる」
これが、空調設備の現場で一番大事にしていることです


3. この仕事の「大変なところ」正直に

どんな仕事にも大変な面はありますが、
空調設備業ならではのポイントを挙げてみます。

‍♂️ 天井裏・屋上・狭いところ

  • 天井裏での作業は、かがんだ姿勢が続くことも

  • 屋上の室外機まわりは、夏場はかなりの高温

  • 機械室や点検口内など、狭いところでの作業も多い

体力的な慣れは必要ですが、
最近は作業環境を良くするための機材や休憩の取り方も工夫されています。

夏は繁忙期

  • 真夏の故障対応は、時間との戦い

  • 「お店が営業できない」「オフィスが仕事にならない」といった状況も

そんなときこそ、
落ち着いて原因を切り分けていく冷静さが求められます。

「ありがとう、これで明日から安心して営業できるよ」
と言われると、疲れも吹き飛びます

覚えることが多い

  • 冷媒の知識

  • 電気の基礎

  • 各メーカーごとの機種特性

  • 法令・安全基準

など、勉強することもたくさんあります。

でも、
“目の前のお客様の困りごと”に直結する知識ばかりなので、
学んだ分だけ現場で即役立ちます


4. それでも続けたくなる「やりがい」と「おもしろさ」✨

ダイレクトに感謝の声が返ってくる

  • 「エアコンが効くようになって本当に助かりました」

  • 「前より空間が快適になって、お客様の滞在時間が伸びました」

  • 「工場の作業者からも“前より楽になった”って言われたよ」

といった言葉をもらえると、

「自分の仕事が、人の働きやすさ・暮らしやすさにつながっている」

と実感できます

現場ごとに“正解が違うパズル”

空調設備の面白いところは、
**「同じ現場がひとつとしてない」**こと。

  • 建物の形

  • 用途(事務所/店舗/工場/医療施設 etc.)

  • 既存設備の状況

  • 予算・工期

これらが毎回違うので、

「この条件なら、こういうルートで配管しよう」
「ここは将来のメンテを考えて点検口を増やしておこう」

と、パズルを解くように考えます

図面どおりにいかないことも多いですが(笑)、
そこを現場の工夫で乗り越えていくのが、
この仕事の醍醐味でもあります✨


5. これからの空調設備業は“環境+健康+デジタル”の仕事へ

空調設備の世界も、
ここ数年で大きく変わり始めています。

地球温暖化対策・省エネ

  • 省エネ性能の高いインバータ機の普及

  • 冷媒の転換(環境負荷の小さいガスへ)

  • ビル全体のエネルギーマネジメントとの連携

空調は建物のエネルギー消費のかなりの割合を占めるため、
環境対策の“主役”の一つでもあります。

室内環境・健康への関心アップ

  • 換気の重要性

  • PM2.5・花粉・ウイルス対策

  • 温度・湿度・CO₂濃度の見える化

「ただ涼しい/暖かい」だけでなく、
“健康に過ごせる空気”をつくる役割も、
空調設備業に求められています。

デジタル技術との融合

  • スマートリモコン・遠隔監視

  • タブレットでの図面・マニュアル閲覧

  • AIによる運転制御・予知保全

昔ながらの“職人技”と、
新しいデジタル技術を組み合わせることで、
もっと快適で無駄のない空調システムが実現できるようになってきました


6. 空調設備業に向いているのは、こんな人

  • 体を動かすのが嫌いじゃない人

  • 手を動かして形に残る仕事がしたい人

  • コツコツ作業も、ちょっとした工夫も好きな人

  • 機械いじりやDIYが好きな人

  • 「ありがとう」にやりがいを感じる人

最初は未経験でも、
先輩について現場を回りながら、
“現場で学ぶ”のがこの業界のスタンダードです。

資格もたくさんありますが、
それも一つずつステップアップしていけばOKです


7. まとめ:空調設備業は“空気をデザインする仕事”️

  • 空調設備業は、建物の「空気環境」をつくって守る仕事

  • 現場は大変なこともあるけれど、感謝の言葉や達成感が大きい

  • 環境・健康・デジタルの観点から、これからますます重要になる分野

  • 「技術職×サービス業×インフラ」を合わせたような、やりがいのある仕事

普段、何気なく過ごしているオフィスやお店、家の中の“空気”も、
その裏側ではたくさんの空調設備と、
それを支える技術者たちの仕事によって守られています。

もしこの記事を読んで、

  • 「空調のこと、ちょっと真剣に見直してみようかな」

  • 「空調設備業って意外と面白そう」

と感じていただけたら、とても嬉しいです

私たちはこれからも、
**目に見えないけれど、確かにそこにある“快適な空気”**を届けるために、
現場で汗を流していきます❄️️✨

 

 


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第15回空調設備雑学講座

皆さんこんにちは!
合同会社柏井商会、更新担当の中西です。

 

~“快適&省エネ”~

 

 

「エアコン=とりあえず涼しく(暖かく)なればOK」と思っていませんか?

実は、空調設備は
「温度」だけでなく「湿度」「風向き」「空気の質」「電気代」
までトータルでコントロールする、とても奥の深い世界なんです🌍

  • 事務所の空調が効かなくて、夏場は毎日ぐったり…🥵

  • 店舗のお客様から「寒い」「暑い」と言われてしまう💦

  • 電気代が年々上がっている気がするけれど、どこから手をつけていいか分からない

  • 家のエアコン、つけているのに何だかムラがある🤔

こんなお悩みを抱えているオーナー様・ご家庭の方に向けて、
今日は空調設備業の立場から、「快適&省エネ」を両立する空調づくりの考え方を、できるだけ分かりやすくお話ししてみます❗


1. 空調は「つけた瞬間」よりも「1年通して」が勝負🏠⚙️

エアコンや業務用空調を新しくするとき、
どうしても「イニシャルコスト(本体+工事費)」に目が行きがちです。

でも、空調は一度つけたら
10年、15年と毎日動き続ける設備

本当に見るべきなのは👇

  • 1年間でどれくらい電気代がかかるか(ランニングコスト)

  • メンテナンスのしやすさ

  • フィルター清掃など“日常管理”がやりやすいか

  • 将来のレイアウト変更にも対応しやすいか

など、**“使い続ける視点”**なんです👀

同じような能力のエアコンでも、
選び方や設置方法が違うだけで、

10年後の電気代が数十万円単位で変わる

ということも、珍しくありません💦


2. 「とりあえず大きめ」は危険!?容量選定の落とし穴⚠️

「広さに対して少し大きめの能力を選んでおけば安心でしょ?」
そんなふうに思われがちですが、
実はオーバースペックも問題ありなんです。

大きすぎる空調機のデメリット

  • すぐに設定温度に達して、止まったり動いたりを繰り返す

  • 結果として効率が下がり、電気代がかさむ

  • 室内の温度ムラが出やすくなる

  • 湿度のコントロールがうまくいかない(ジメジメしたまま or カラカラになりすぎ)

逆に、小さすぎると👇

  • いつまでたっても涼しく/暖かくならない

  • 常にフルパワー運転で電気代が跳ね上がる

つまり、
「ちょうどいい容量」を選ぶことが、快適さと省エネの第一歩なんです💡

容量を決めるときに大事なポイント

単純な「床面積」だけでなく、

  • 天井の高さ

  • 窓の大きさ・方角・ガラスの種類

  • 人の数(事務所・店舗など)

  • 発熱する機器(調理設備・コピー機・PCなど)の量

  • 換気の条件

といった要素をすべて見て、総合的に判断します📝

「ネットの簡易計算で出した畳数」だけで決めてしまうと、
現場での実情と合わず、後悔するケースも少なくありません💦


3. “風の当たり方”で、同じ温度でも体感が変わる🌬️

空調で意外と見落とされがちなのが、
**「どこから風が出て、どこに当たっているか」**です。

  • デスクの一部の人だけが「寒すぎる」と感じる

  • 客席の一部だけが「暑い」とクレームになる

  • 工場で、同じラインでもエリアによって作業者の汗の量が違う

これらの多くは、
吹き出し位置・風向き・風量バランスを調整することで改善できます👍

よくあるNGパターン

  • 吊り形エアコンの風が、直接人に当たっている

  • 出入口の近くにだけ冷気/暖気が溜まっている

  • 高天井なのに、下の人が寒い/暑いと感じる

こうしたときは👇

  • ルーバー(風向き)の角度調整

  • 吹き出し口の位置変更

  • サーキュレーター・撹拌ファンの追加

などで“空気の流れ”を整えていきます🌪️

同じ28℃でも、「風が当たる28℃」と「空気がよどんだ28℃」は別物。
体感温度をうまくコントロールすることが、快適性アップのカギです🔑


4. 換気と空調はセットで考える時代🌬️+❄️

ここ数年、特に注目されているのが「換気」です。
空調と換気は別物のようでいて、実は密接に関係しています。

換気が不十分だと…

  • CO₂濃度が上がり、頭がボーッとする😵

  • ニオイがこもる

  • ウイルスやホコリ、花粉が滞留しやすくなる

一方、換気が多すぎると……

  • 外気温の影響を強く受ける

  • 空調負荷が増えて、電気代がアップ💸

つまり、
**「必要な分だけ換気をしつつ、空調とバランスを取る」**ことが重要なんです。

空調設備業者だからできる換気提案

  • 店舗・事務所の人数に応じた必要換気量の計算

  • 給気口・排気口の位置関係の見直し

  • 熱交換型換気扇の導入(外気取り込み時のロスを減らす)

  • エアコンの能力とのバランスチェック

などを行い、
「空調単体」ではなく「空調+換気+気流」で室内環境を設計していきます✨


5. 電気代を抑えるには「機種」だけじゃなく「使い方」も大事💡

省エネ型のエアコンに入れ替えるだけでも、
電気代を抑えられることは多いです。

でも実は、
**「ちょっとした使い方の工夫」**で、
さらに電気代を下げることができます👇

すぐできる省エネのコツ

  • フィルターの清掃をこまめに(目安は2〜4週間に1回)🧹

  • 室外機まわりの荷物・雑草をどかして風通しを確保

  • 冷やしすぎ・暖めすぎを避け、1〜2℃設定を見直す

  • タイマー・スケジュール機能の活用(つけっぱなしと切りすぎのバランス)

  • 不要な時間帯の運転を自動制御する

業務用空調では、

  • 外気温に応じて自動で負荷を調整する制御

  • センサー連動で、人がいないゾーンの風量を下げる

といった**「制御の工夫」**も効果的です📊

「電気代が高い=エアコンが悪い」と決めつける前に、
“設計・機種・使い方・メンテナンス”をトータルで見直すことが大切です😊


6. 定期メンテナンスは“コスト”ではなく“投資”🔧✨

「壊れたら呼ぶから、普段は何もしなくていい」
と思われがちな空調設備ですが、
実はこれが一番お金のかかる使い方かもしれません💦

定期メンテナンスで防げること

  • 熱交換器の目詰まり → 能力低下 → 電気代アップ

  • ドレン詰まり → 水漏れ → 天井や内装の被害

  • 部品劣化の見逃し → 繁忙期の突然の故障

  • コンプレッサーへの負荷増大 → 高額修理・本体交換

“忙しい真夏に限って壊れる”のは、
たいてい「それまでの負荷や汚れがピークに達したタイミング」が重なるからです😢

定期的に👇

  • 洗浄

  • 締め付け確認

  • ガス量や圧力のチェック

  • 異音や振動の確認

をしておけば、
大きな故障を未然に防げる確率がグッと上がります。

ちょっとした点検・部品交換
VS
真夏の緊急対応+売上機会損失+大規模修理

長い目で見れば、
定期メンテナンスは**「安心を買う投資」**と言えるのです😊


7. 空調設備業者を選ぶときのチェックポイント✅

「じゃあ、どんな業者に相談すればいいの?」
という方のために、
空調業者側の目線からポイントをまとめてみます。

① 現地をしっかり見てくれるか👀

  • 図面や面積だけで見積るのではなく、
    室内・室外機の設置スペース・配管ルートをきちんと確認してくれるか

② “価格だけ”の話になっていないか💰

  • 本体価格の安さだけでなく、
    ランニングコストや将来のメンテナンスの話もしてくれるか

③ メンテナンスやアフターの説明があるか🔧

  • 故障時の対応フロー

  • 定期点検の提案

  • 部品供給期間などの情報

を丁寧に伝えてくれるかどうか。

④ 専門用語だけでなく、かみ砕いて説明してくれるか🗣️

「馬力」「冷媒」「静圧」「インバータ」など、
空調には専門用語がたくさん出てきます。

それを、
お客様が判断しやすい言葉で説明する姿勢があるかどうかも大事なポイントです✨


8. まとめ:空調は“空気のインフラ”。だからこそプロに相談を🌈

  • 空調は「買った瞬間」ではなく「使い続ける期間」が勝負

  • 容量選定・風の流れ・換気とのバランスが、快適さと省エネを左右する

  • 日々の使い方と定期メンテナンスで、電気代も故障リスクも減らせる

  • 信頼できる空調設備業者は、「価格」だけでなく「使い方」「将来」まで一緒に考えてくれる

もし今、

  • 「なんとなく空調の効きが悪い」

  • 「電気代が高い気がする」

  • 「そろそろ入れ替え時期かな?」

と感じているなら、
ぜひ一度、空調のプロにご相談ください😊

空気は目に見えませんが、
仕事の生産性・お客様の滞在時間・スタッフの健康・電気代…
あらゆるところに影響を与える“大事なインフラ”です。

私たち空調設備業者は、
そのインフラを「快適」と「省エネ」の両方から支えるパートナーでありたいと思っています❄️🌬️

 


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第14回空調設備雑学講座

皆さんこんにちは!
合同会社柏井商会、更新担当の中西です。

 

空調方式は快適・省エネ・工期・コスト・保守の“5辺形”のなかで最適点を探す作業です。ここでは代表的な個別(ルーム/パッケージ)・セントラル(AHU+チラー/ボイラ)・VRF(可変冷媒流量)の長短と、建物条件別の決め方を“判断フロー”でまとめます。🧭

 

1|各方式の特徴と向き不向き🧠
• 個別(ルーム/パッケージ)
o 🎯強み:導入コスト低・工期短・独立ゾーンの柔軟運転。小規模テナント/改修に最適。
o ⚠️注意:室外機置場・景観・外気処理の弱さ。台数増で保守点数↑。
• VRF(可変冷媒流量)
o 🎯強み:部分負荷効率・同時加熱冷房・細やかなゾーニング。改修でも配管径細く躯体影響小。
o ⚠️注意:冷媒量・漏えい時の安全設計、長距離配管の制約、メーカー専用部材依存。
• セントラル(AHU+チラー/ボイラ)
o 🎯強み:外気処理・大空間・長寿命・拡張性。熱源集約でBEMS最適化が効く。
o ⚠️注意:初期費用と機械室/配管スペース、バランシングと運転要員の熟練度。

 

2|判断フロー(簡易)🧾
1) 用途/規模:1000㎡未満・テナント分割多→VRF/個別を先に検討。1000㎡超・外気多→セントラル軸。
2) 外気負荷:人密度高/CO₂目標厳しめ→専用外気処理機+再熱が必要→セントラル優位。
3) 改修制約:シャフト不足/天井懐薄→VRF。機械室確保可・寿命20年超狙い→チラー。
4) 運用:24/365稼働・冗長要→N+1や多台数分散設計。夜間/休日偏在→個別/VRFの止めやすさが利点。

 

3|コストと省エネの見方💴⚡️
• CAPEX:機器+ダクト/配管+電源+構造。VRFは配管細い分ダクト費↓だが室内機台数が増えると逆転も。
• OPEX:部分負荷効率・清掃/フィルタ・水処理・更新サイクル。チラーは冷却塔/水処理の固定費が乗るが長寿命。
• KPI:kWh/㎡・ピーク電力・外気処理COP・再熱量・メンテ工数。

 

4|外気処理は別腹🍃
どの方式でも外気処理は設計の要。深冷却→再熱を前提に、全熱交換器+外気処理機(DOAS)を分離配置すると、室内側の制御が安定します。

 

5|冗長化・保守・更新♻️
• N+1(熱源/ポンプ/送風機)と多系統化で止めない。フィルタ/ベルト交換・コイル洗浄の作業性を図面で担保。
• 更新時は段階更新(階ごと/系統ごと)ができるレイアウトが◎。

 

6|NG→是正🙅→🙆
• NG:方式を“相場”で決める。→ 是正:外気・用途・改修制約・運用KPIの4項で比較表。
• NG:外気処理を室内機頼み。→ 是正:DOAS分離+再熱で湿度を握る。

 

7|まとめ🌈
方式選定は“建物×運用”の掛け算。外気/規模/改修/運用の4キーでふるいにかけ、冗長化と保守性で最後に決める。次回は熱源機の選び方へ。🔥

 

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第13回空調設備雑学講座

皆さんこんにちは!
合同会社柏井商会、更新担当の中西です。

 

空気線図が“質”なら、負荷計算は“量”。どれだけの冷房・暖房・加湿・除湿が必要なのか——外皮(日射・熱貫流)、内部(人・照明・機器)、換気、浸入外気を足し合わせ、時刻別にプロットしてピークを見極めます。本回は考え方→式→落とし穴→実務の近道の順で整理します。📐

 

1|負荷の構成🧱
• 外皮負荷:窓・壁・屋根・床から出入りする熱。U値とΔT(外気-室内)で概算。窓は日射熱取得係数(η)が支配的。
• 内部負荷:人(顕熱+潜熱)・照明・機器。稼働スケジュールが命。
• 換気負荷:必要外気量に伴う顕熱/潜熱。夏は潜熱、冬は顕熱が重い。
• 浸入外気:隙間風・扉開閉。気密・風圧差・スタック効果に依存。

 

2|窓と日射の“インパクト”☀️
• 同じ室でも方位で負荷は別物。西日は短時間に高ピーク、南は持続、北は拡散光。
• ブラインド/ルーバの遮蔽係数で実効ηを下げると、機器容量を落とせる。室内側遮蔽より外付けが効く。🕶️

 

3|内部発熱のリアル🧑‍🤝‍🧑💻
• 人の顕熱/潜熱は活動で変わる。会議室は潜熱寄り、オフィスはPCと照明で顕熱寄り。
• 待機電力の積み上げを忘れがち。24h機器(サーバ/冷蔵庫)は夜間のベース負荷を作る。

 

4|換気負荷とCO₂📦
• 必要換気量は人員×外気量/人またはCO₂目標値で設定。外気が高温多湿なら全熱交換器や外気処理機を用意。
• 扉の開閉が多い用途(店舗/飲食)は浸入外気が支配的。風除室やエアカーテンで侵入潜熱を削る。

 

5|時間軸で見る⌛️
• ピーク同時性:西面窓と会議室のピークが重なると冷房容量は跳ねる。用途別ピークのズレを作る設計(ゾーニング)が省エネに効く。
• 熱容量:RC造は遅れが大きく、日中ピークを夜間にずらせる。ナイトパージと相性◎。

 

6|概算の“速い式”⚡️
• 外皮顕熱:Σ(U×A)×ΔT
• 日射:A×η×日射強度×遮蔽係数
• 内部:人×(顕熱+潜熱)+照明×W+機器×W
• 換気顕熱:1.2×V×ΔT(V[m³/s])/換気潜熱:0.68×V×ΔX(ΔX[g/kg]) > まずは概算で“効いている要素”を見つけ、詳細計算へ進むのが時短のコツ。⏱️

 

7|落とし穴と是正🕳️→🛠️
• 窓面積を侮る:設計終盤で機器容量が増え、ダクト/配管も太り天井が納まらない。→初期に遮蔽とガラス仕様を確定。
• 人員想定が甘い:オフィスのフリーアドレスで密度が日によって倍。→CO₂制御/VAVで変動対応。
• 換気“増し過ぎ”:感染症対策で常時最大外気→冬の乾燥/ドラフト。→時間帯/CO₂連動+二次加熱。

 

8|チェックリスト✅
☐ 方位・ガラス仕様・遮蔽の組み合わせを検討した
☐ 人・照明・機器のスケジュールを載せた
☐ 換気量はCO₂/用途要件の両面で根拠を持つ
☐ ピーク同時性と遅れを図で説明できる

 

9|まとめ🌈
負荷計算は“どこに効いているか”を見抜く作業。窓・人・換気・時間の4点を押さえれば、過大容量を避けつつ快適を守る道筋が見えます。次回は方式選定(個別/セントラル/VRF/チラー)へ。🧩

 

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前回のガス回収の後半

先日ガス回収をしたので、今回は機器の入替工事です。ブレ-カ-を切って配線・配管等を外して

新しい室外機に交換ですが、作業に夢中で写真を撮るのを忘れたので接続状況です。接続部の冷媒配管フレア・電源線の端子等は新しくします。

で、室内機もカバー外して入替です。同じメーカ-の機器入替は配管やドレン(排水)の位置も同じでかなり時短になります(楽です)

でブレ-カ-上げに行ったら15Aのブレ-カ-がかなり老朽化してたので定格の20Aのブレ-カ-(持ってて良かった)に交換して機械にも安心です

で、室外機も真空引き充分してゲージ戻りなし!(写真なし😢)でガス解放して電源入れて…

室内で涼しい風が出るか排水出てるか確認して完了!エアコン工事はよく安い業者さん選んで施行する方がいるし理解は出来ますが安い=何かの工程を省略してる(ガス回収等)所が多いですから安い所は純粋に気を付けてくださいね。最悪、施工主様が法的に罰せられます。正しい工事を正しい法規通りに行いましょう!

 

第12回空調設備雑学講座

皆さんこんにちは!
合同会社柏井商会、更新担当の中西です。

 

空調は空気の温度と湿度を移動させる仕事。空気線図(サイコロメトリックチャート)は、その移動を“絵”で表します。線図が読めれば、除湿に再熱が要る理由や夏の外気処理の難しさが直感で分かるようになります。ここでは軸と線→状態点→プロセスの順に習得し、最後に設計あるあるをケースで解説します。✍️

 

1|空気線図の“地形”を覚える
• 横軸:乾球温度、縦軸:絶対湿度(g/kgDA)。
• 曲線:相対湿度線、斜線:エンタルピ線、右上へ凸:露点温度線、左上へ緩やか:比容積線。
• 飽和曲線(上端)は露点・湿球・エンタルピが交差する“海岸線”。

 

2|3つの基本プロセス
• 顕熱変化:湿度一定で温度だけ上下(線は水平)。暖房/冷却コイルの“表面温度が露点より高い”とき。
• 潜熱変化:温度ほぼ一定で湿度が上下(線は垂直)。加湿・除湿。
• 混合:2点を結ぶ直線上の比に応じ、中点に移動(外気と還気のミックス)。

 

3|コイル冷却で何が起きている?
• 冷却+除湿は、線図では右上→左下へ斜め。コイル表面温度が露点以下だと結露し、潜熱も処理。
• バイパスファクタ(BF):空気の一部がコイルを素通りする度合い。BFが小さいほど深く冷える/乾く。設計では表面温度・風量・コイル列数で調整。
• 再熱:深冷却で湿度を下げた空気を温度だけ上げ直す操作(左→右へ水平)。夏の過除湿対策に必須。

 

4|外気処理の難しさ
• 外気は温度も湿度も高い(夏)or温度低く乾燥(冬)。顕熱と潜熱の両面を同時にさばく必要があり、全熱交換器(回転/静止)や除湿ロータの選定が効く。
• 顕熱比(SHR):顕熱/(顕熱+潜熱)。人が多い部屋はSHRが小さく、除湿寄りの機器が必要。

 

5|プロセスの描き方✏️
1) 設計外気点・室内設計点を決め、線図にプロット。
2) 混合比(外気率)で還気点と直線混合。
3) コイル出口(露点/表面温度・BF)を仮置きし、再熱の要否を判断。
4) 送風温度から必要風量を試算(Q=1.2×V×ΔT〈概算〉)。
6|ケース:会議室がムワッとする理由
• 人の潜熱(呼気/発汗)が急増。SHR低下→温度は下がるのにRHが60–70%へ。
• 対策:外気処理機で深冷却→再熱、もしくは再熱コイルで湿度側を優先。席数に応じて外気量/CO₂制御を導入。

 

7|「線図が読める」運用⚙️
• 吹出温度を変えると風量がどう変わるか、RHがどこへ動くかを線図で“予見”。
• 結露・カビの予兆(表面温度が露点を下回る)を外皮/ダクトで点検。

 

8|チェックリスト✅
☐ 室内点と外気点を線図に同時表示したか
☐ 混合点とコイル出口を根拠ある数値で置いたか
☐ 再熱の必要性をSHRで説明できるか

 

9|まとめ
空気線図は“空気を設計する紙”。顕熱/潜熱/混合の三角形を使いこなせば、除湿・再熱・外気処理の勘所が一気に見えてきます。次回は負荷計算。線図に載せる“量”を、建物から正しく読み取ります。

 

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