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第15回空調設備雑学講座

皆さんこんにちは!
合同会社柏井商会、更新担当の中西です。

 

~“快適&省エネ”~

 

 

「エアコン=とりあえず涼しく(暖かく)なればOK」と思っていませんか?

実は、空調設備は
「温度」だけでなく「湿度」「風向き」「空気の質」「電気代」
までトータルでコントロールする、とても奥の深い世界なんです🌍

  • 事務所の空調が効かなくて、夏場は毎日ぐったり…🥵

  • 店舗のお客様から「寒い」「暑い」と言われてしまう💦

  • 電気代が年々上がっている気がするけれど、どこから手をつけていいか分からない

  • 家のエアコン、つけているのに何だかムラがある🤔

こんなお悩みを抱えているオーナー様・ご家庭の方に向けて、
今日は空調設備業の立場から、「快適&省エネ」を両立する空調づくりの考え方を、できるだけ分かりやすくお話ししてみます❗


1. 空調は「つけた瞬間」よりも「1年通して」が勝負🏠⚙️

エアコンや業務用空調を新しくするとき、
どうしても「イニシャルコスト(本体+工事費)」に目が行きがちです。

でも、空調は一度つけたら
10年、15年と毎日動き続ける設備

本当に見るべきなのは👇

  • 1年間でどれくらい電気代がかかるか(ランニングコスト)

  • メンテナンスのしやすさ

  • フィルター清掃など“日常管理”がやりやすいか

  • 将来のレイアウト変更にも対応しやすいか

など、**“使い続ける視点”**なんです👀

同じような能力のエアコンでも、
選び方や設置方法が違うだけで、

10年後の電気代が数十万円単位で変わる

ということも、珍しくありません💦


2. 「とりあえず大きめ」は危険!?容量選定の落とし穴⚠️

「広さに対して少し大きめの能力を選んでおけば安心でしょ?」
そんなふうに思われがちですが、
実はオーバースペックも問題ありなんです。

大きすぎる空調機のデメリット

  • すぐに設定温度に達して、止まったり動いたりを繰り返す

  • 結果として効率が下がり、電気代がかさむ

  • 室内の温度ムラが出やすくなる

  • 湿度のコントロールがうまくいかない(ジメジメしたまま or カラカラになりすぎ)

逆に、小さすぎると👇

  • いつまでたっても涼しく/暖かくならない

  • 常にフルパワー運転で電気代が跳ね上がる

つまり、
「ちょうどいい容量」を選ぶことが、快適さと省エネの第一歩なんです💡

容量を決めるときに大事なポイント

単純な「床面積」だけでなく、

  • 天井の高さ

  • 窓の大きさ・方角・ガラスの種類

  • 人の数(事務所・店舗など)

  • 発熱する機器(調理設備・コピー機・PCなど)の量

  • 換気の条件

といった要素をすべて見て、総合的に判断します📝

「ネットの簡易計算で出した畳数」だけで決めてしまうと、
現場での実情と合わず、後悔するケースも少なくありません💦


3. “風の当たり方”で、同じ温度でも体感が変わる🌬️

空調で意外と見落とされがちなのが、
**「どこから風が出て、どこに当たっているか」**です。

  • デスクの一部の人だけが「寒すぎる」と感じる

  • 客席の一部だけが「暑い」とクレームになる

  • 工場で、同じラインでもエリアによって作業者の汗の量が違う

これらの多くは、
吹き出し位置・風向き・風量バランスを調整することで改善できます👍

よくあるNGパターン

  • 吊り形エアコンの風が、直接人に当たっている

  • 出入口の近くにだけ冷気/暖気が溜まっている

  • 高天井なのに、下の人が寒い/暑いと感じる

こうしたときは👇

  • ルーバー(風向き)の角度調整

  • 吹き出し口の位置変更

  • サーキュレーター・撹拌ファンの追加

などで“空気の流れ”を整えていきます🌪️

同じ28℃でも、「風が当たる28℃」と「空気がよどんだ28℃」は別物。
体感温度をうまくコントロールすることが、快適性アップのカギです🔑


4. 換気と空調はセットで考える時代🌬️+❄️

ここ数年、特に注目されているのが「換気」です。
空調と換気は別物のようでいて、実は密接に関係しています。

換気が不十分だと…

  • CO₂濃度が上がり、頭がボーッとする😵

  • ニオイがこもる

  • ウイルスやホコリ、花粉が滞留しやすくなる

一方、換気が多すぎると……

  • 外気温の影響を強く受ける

  • 空調負荷が増えて、電気代がアップ💸

つまり、
**「必要な分だけ換気をしつつ、空調とバランスを取る」**ことが重要なんです。

空調設備業者だからできる換気提案

  • 店舗・事務所の人数に応じた必要換気量の計算

  • 給気口・排気口の位置関係の見直し

  • 熱交換型換気扇の導入(外気取り込み時のロスを減らす)

  • エアコンの能力とのバランスチェック

などを行い、
「空調単体」ではなく「空調+換気+気流」で室内環境を設計していきます✨


5. 電気代を抑えるには「機種」だけじゃなく「使い方」も大事💡

省エネ型のエアコンに入れ替えるだけでも、
電気代を抑えられることは多いです。

でも実は、
**「ちょっとした使い方の工夫」**で、
さらに電気代を下げることができます👇

すぐできる省エネのコツ

  • フィルターの清掃をこまめに(目安は2〜4週間に1回)🧹

  • 室外機まわりの荷物・雑草をどかして風通しを確保

  • 冷やしすぎ・暖めすぎを避け、1〜2℃設定を見直す

  • タイマー・スケジュール機能の活用(つけっぱなしと切りすぎのバランス)

  • 不要な時間帯の運転を自動制御する

業務用空調では、

  • 外気温に応じて自動で負荷を調整する制御

  • センサー連動で、人がいないゾーンの風量を下げる

といった**「制御の工夫」**も効果的です📊

「電気代が高い=エアコンが悪い」と決めつける前に、
“設計・機種・使い方・メンテナンス”をトータルで見直すことが大切です😊


6. 定期メンテナンスは“コスト”ではなく“投資”🔧✨

「壊れたら呼ぶから、普段は何もしなくていい」
と思われがちな空調設備ですが、
実はこれが一番お金のかかる使い方かもしれません💦

定期メンテナンスで防げること

  • 熱交換器の目詰まり → 能力低下 → 電気代アップ

  • ドレン詰まり → 水漏れ → 天井や内装の被害

  • 部品劣化の見逃し → 繁忙期の突然の故障

  • コンプレッサーへの負荷増大 → 高額修理・本体交換

“忙しい真夏に限って壊れる”のは、
たいてい「それまでの負荷や汚れがピークに達したタイミング」が重なるからです😢

定期的に👇

  • 洗浄

  • 締め付け確認

  • ガス量や圧力のチェック

  • 異音や振動の確認

をしておけば、
大きな故障を未然に防げる確率がグッと上がります。

ちょっとした点検・部品交換
VS
真夏の緊急対応+売上機会損失+大規模修理

長い目で見れば、
定期メンテナンスは**「安心を買う投資」**と言えるのです😊


7. 空調設備業者を選ぶときのチェックポイント✅

「じゃあ、どんな業者に相談すればいいの?」
という方のために、
空調業者側の目線からポイントをまとめてみます。

① 現地をしっかり見てくれるか👀

  • 図面や面積だけで見積るのではなく、
    室内・室外機の設置スペース・配管ルートをきちんと確認してくれるか

② “価格だけ”の話になっていないか💰

  • 本体価格の安さだけでなく、
    ランニングコストや将来のメンテナンスの話もしてくれるか

③ メンテナンスやアフターの説明があるか🔧

  • 故障時の対応フロー

  • 定期点検の提案

  • 部品供給期間などの情報

を丁寧に伝えてくれるかどうか。

④ 専門用語だけでなく、かみ砕いて説明してくれるか🗣️

「馬力」「冷媒」「静圧」「インバータ」など、
空調には専門用語がたくさん出てきます。

それを、
お客様が判断しやすい言葉で説明する姿勢があるかどうかも大事なポイントです✨


8. まとめ:空調は“空気のインフラ”。だからこそプロに相談を🌈

  • 空調は「買った瞬間」ではなく「使い続ける期間」が勝負

  • 容量選定・風の流れ・換気とのバランスが、快適さと省エネを左右する

  • 日々の使い方と定期メンテナンスで、電気代も故障リスクも減らせる

  • 信頼できる空調設備業者は、「価格」だけでなく「使い方」「将来」まで一緒に考えてくれる

もし今、

  • 「なんとなく空調の効きが悪い」

  • 「電気代が高い気がする」

  • 「そろそろ入れ替え時期かな?」

と感じているなら、
ぜひ一度、空調のプロにご相談ください😊

空気は目に見えませんが、
仕事の生産性・お客様の滞在時間・スタッフの健康・電気代…
あらゆるところに影響を与える“大事なインフラ”です。

私たち空調設備業者は、
そのインフラを「快適」と「省エネ」の両方から支えるパートナーでありたいと思っています❄️🌬️

 


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