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さて今回は
~省エネ&快適性を底上げ~
“入れて終わり”では、空調の価値は半分。運用・保守・データまで回すと、光熱費は落ちてクレームも沈みます。ここでは今日からできる改善を優先度順に整理しました。
室温/湿度/CO₂/電力/運転モードを1画面に集約
週間グラフで在室ピークとズレを発見(“空き時間の全力運転”を撲滅)
アラート:フィルタ差圧↑、ドレン満水、CO₂上振れ
CO₂連動で需要制御換気(DCV):過剰換気↘で省エネ
熱交換換気を冷暖房ピーク時に優先投入(外気負荷を抑える)
夜間/早朝:外気が有利ならナイトパージで蓄熱を抜く(夏)
夏:冷房温度を上げても除湿が効けば快適(再熱・送風切替を活用)
冬:過乾燥は不快&静電気→加湿または外気混合率を見直し
ドラフト感は最大の敵:風速を抑え、吹出角度を調整
営業/執務/倉庫/会議室で独立スケジュール
プリクール/プリヒート:開店30分前から“やさしく立ち上げ”
会議室は予約連動で自動オン/オフ(無駄ゼロ)
前置き粗塵→中性能の二段で寿命を延ばす
月次:フィルタ清掃/交換、コイル表面の洗浄&翅曲がり補正
年次:室外機熱交の洗浄、ファン/ベルト/ドレン/断熱補修
**ΔT(吸込-吹出)**が基準から外れたら:風量過小/冷媒量/コイル汚れを疑う
消費電力の上振れ:フィルタ詰まり/凝縮器汚れ/外気過多
霜付き:風量不足/サーモ不良/外気条件のミスマッチ
厨房:排気>給気のバランスで負圧過多になりがち→給気増で“扉が重い”を解消
医療/ラボ:ゾーニング換気(清潔→準清潔→汚染)を一方通行で
ジム/スタジオ:CO₂と湿度に応じて外気と風量を増量、床付近ドラフト注意
在室/CO₂/外気で三位一体制御(温度だけ見ない)
最小風量の底上げ→露点管理が安定(カビ臭/結露を抑制)
段調圧制御でファン電力を削減(風量³に比例して効く)
季節前整備:夏/冬の切替で点検項目を分ける
予防保全:消耗部品(ファンベルト/PSU/センサー)は時間or状態で交換
法定点検:記録はクラウド台帳で写真添付。監査対応が秒で終わる
“設定温度を下げれば早く冷える” → 立上げ速度は能力×風量。極端な低設定はオーバーシュートの原因
“換気を増やせば安心” → 過剰換気は電力↑&湿度不安定。CO₂連動が最適解
“止めれば省エネ” → 入り切り頻発はかえって損。間欠/減風/温度ドリフトで柔らかく運転
kWh/㎡、ピーク電力、CO₂95パーセンタイル
ΔT・ファン周波数・外気比率の“散らばり”
フィルタ差圧と交換周期、ドレン詰まり件数
クレーム件数(暑い/寒い/風/臭い)
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